整体セラピスト検定

整体セラピスト検定

整体セラピスト検定

整体セラピストとは

現在、整体法では、カイロプラクティック、オステオパシー、アーユルベーダなど各国では医師免許を必要とする施術まで取り入れ、より高い効果を目指し、日々研究がされています。また、外傷の慣性化、精神的なストレスによる無意識な筋緊張が体に大きく影響を及ぼしていることも明らかであり、認定協会が定める整体セラピストとは、体の筋緊張による歪みを取り除き、痛みを緩解し、自律神経の流れを整え、自然治癒力を高める施術が行えると同時に、心のケアも意識して症状にアプローチできる施術者を指します。
整体セラピストは当協会の登録商標であり、特定非営利活動法人日本セラピスト認定協会の検定に合格し、免許証を交付された者を整体セラピストと定めます。

検定級と受験資格

資格 受験資格等
検定員 検定員カリキュラム受講・検定実施店舗オーナーもしくは店舗責任者
教職員 1級取得後、実務経験1年以上
準教職員 2級取得後、実務経験1年以上
1級免許 店舗オーナーかつ店舗責任者(スタッフ1名以上を管理する者)
2級免許 3級資格取得後1年以上(実務経験が1年以上の者)
3級免許 当協会が指定するカリキュラムを終了した者又は各種スクール卒業生

試験内容

資格 試験内容
検定員 論文:研究論文(テーマ指定あり) 面接及び理事会の承認
教職員 論文:研究論文(テーマ指定あり)
面接及び理事会の承認ならびにマネジメントに関する筆記テスト
準教職員 論文:研究論文(テーマ指定あり)
面接及び理事会の承認ならびに実技テスト
1級免許 [一次試験] 学科:臨床心理 運営基礎 経営学 人材育成 顧客管理
[二次試験] 面接:店長としての適性判断 / 口述面接試験
2級免許 [一次試験] 学科:痛みの症状 慢性症状 テスト法 施術計画 心理学 指導法
※ 国家有資格者は学科免除(但し実務経験1年以上)
[二次試験]実技:慢性症状、痛みの症状
※慢性症状(五十肩・頸上肢痛・坐骨神経痛・膝痛・腰痛)
3級免許 [一次試験] 学科:一般臨床 症状別施術 栄養学 コミュニケーション学
※ 国家有資格者は学科免除
[二次試験] 実技:リラクセーション 症状別施術
※症状別(肩こり・腰痛・膝痛・上肢・下肢)

検定料

資格 料金
検定員 21,000 円
教職員 21,000 円
準教職員 21,000 円
1級免許 18,000 円
2級免許 15,000 円
3級免許 12,000 円
●整体セラピストの役割と位置づけ

整体セラピストは、各流派の施術法に捉われることなく、臨床の中で、公理とみなし共有されるべき施術法を学ぶことにより、施術院で働いたり、あるいは開業する、医療機関、介護福祉といった場に於いて、活躍できる人材となるべく、必要な知識を有し、広く国民の健康生活に貢献しなければならない。

●整体セラピストとしての基本課題と施術

①身体は、全てがつながりを有し、関連している。
現代社会に於けるストレスは、体に無意識な筋緊張を起こし、様々な慣性症状を引き起こしている。
外傷においても、捻挫したことを原因とし、けがした方の脚をかばうと関連した筋が硬くなる。すると、体に生じたアンバランスは、腰部や背部、肩、ひいては首の筋に悪影響を与え、痛みを誘発する。この時、首に対する施術だけを行っても、問題の解決にならない。多くは関連部位の施術によって緩解する。

② 緊張した筋や関節包は力を出せない。
筋力とは、柔軟度を保ってこそ力を出すことができ、緊張した筋や関節包の拘縮は、力を出すことはおろか、痛みを誘発する。

③ 全ての筋は、触られることにより反応を示す。
機能不全を起こしている骨格筋に対して手技療法を用いて干渉することは、神経反応をもたらし、正常な機能を回復させる。手技療法は、トリガーポイントアプローチ、軽擦、圧迫、マニピュレーション、他動的、自動的、伸展、屈曲を組み合わせて施術する。

④ メンタル面に配慮し、施術を行わなければならない。
メンタルなストレスは、様々なものが考察されるが、そのほとんどは、身体面にも症状として表れる。筋緊張性頭痛などはその代表格であり、肩こり、腰痛、自律神経失調症などといった症状として表れることも多い。
今日では、西洋医学は著しい発展をとげ、多くの病は克服されるに至っているが、しかし一方では複雑な社会の歪みを受けて、発症する心因的な筋疾患、加齢による一群の筋疾患については、西洋医学のみで十分な対策を見出すには至っていません。
これらの疾患こそ、整体セラピストの最も適応とされるものですが、これらの症状に対しては、メンタル面に充分に配慮し、施術を行わなければならない。心療内科に照らし合わせれば、心療的筋膜調整法とも言える分野である。

●整体セラピストとしての適応判断

―すべての病気を治すことはできない―
伝統的整体法が、必ずしも確立された治療法のなかった時代、最後の望みをかけて整体院の門を叩いた時代があったことも、過去の先哲の中に読み取ることが出来る。
また今日でも、医師の診察を受けずに来院する患者も少なからずいることは間違いない。人数はそれほど多くないにしても、一刻も早く西洋医学の治療を受けさせなければいけない病人がいることも現実にある。
適応を誤ることは安全性を著しく損なうものであり、その結果はやがて整体セラピストの評価となって帰ってくる。医師に対するのと同様に整体セラピストに対して、充分な説明を求められる時代がやってくる。
整体セラピストの臨床とは、しっかりとした問診と診察を基本として、適応を判断し、適応外の者については専門家の手にゆだねなくてはならない。この場合何も施術は行っていないが、重要な臨床的行為であることは異論のないだろう。
施術にあたり、自分自身の体に注意を向け、身体力学について理解することが重要である。試してみれば解ることであるが、手先や筋力のみで、トリガーポイントに圧力をかけられるよりも、より大きな筋や、体重を使った施術のほうが気持ちよく感じられるものである。そしてその施術法こそ、自分自身の体のバランスを保ち、健康も維持し、安全性を確保するものであることを理解することである。
そして、施術にあたっては、自分自身の精神を集中し、施術にあたらねばならない。単に機械的な施術を越えたとき、本物の手技を手に入れたといえるのであり、熟練した者ほど、それらを理解し、施術できるようになるのである。

●整体セラピストとしての適応判断

施術にあたり、自分自身の体に注意を向け、身体力学について理解することが重要である。試してみれば解ることであるが、手先や筋力のみで、トリガーポイントに圧力をかけられるよりも、より大きな筋や、体重を使った施術のほうが気持ちよく感じられるものである。そしてその施術法こそ、自分自身の体のバランスを保ち、健康も維持し、安全性を確保するものであることを理解することである。
そして、施術にあたっては、自分自身の精神を集中し、施術にあたらねばならない。単に機械的な施術を越えたとき、本物の手技を手に入れたといえるのであり、熟練した者ほど、それらを理解し、施術できるようになるのである。

整体セラピスト検定要項

●整体セラピスト3級 検定要項 (全50問)

検定内容
筆記試験:一般常識、セラピスト学、接客の基本、生理学、解剖学運動学、施術基礎、一般臨床、症状別施術、栄養学、コミュニケーション学
特に3級として求められるものは、解剖や運動学の基礎の上に一般臨床や症状別についての知識、そして施術以外にも栄養学のアドバイスやお客様との信頼関係を築くコミュニケーション学についても要求される。

例題
●実技試験 (10分間)

首・肩・腰・下肢・上肢以上5部位のカードの中から自分が引いたカードに記載されている部位について施術する。時間は10分まで、基本は体のバランスをとる整体を行うこと。
ポイント:リズム、圧は心地よいか、左右どちらが悪いか意識しているか。
浅層筋から深層筋へと意識しているか、手に迷いがなく心地よいリズムで、リラクセーション効果が出せること。
その中にも、整体の特徴とも言えるバランス調整が行えるか、そして大きく、浅層へのアプローチから始まり、深層へときちんと施術ができるか、などがポイントとして重要視される。

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